2009年3月号 砂糖の取りすぎに要注意!
日々、何気なく口にしている飲み物。みなさんは普段、どのような飲み物をお飲みですか。ジュース派、缶コーヒー派、お茶派など毎回購入するものが同じ人もいれば、普段は水筒にお茶を入れて持参し、時折ジュースを購入する人もいるなどそれぞれだと思います。また、健康志向からミネラルウォーターを愛飲している方も増えているようです。
ただ、近年砂糖の多く含まれるジュースやスポーツドリンクなどの飲み過ぎにより、ペットボトル症候群という急性の糖尿病に罹患する若者が増えているのです。高血糖から昏睡状態となり、手当てが遅れると命に関わる場合もある深刻な症状です。手軽にどこでも購入ができ、ゴクゴクと一気に飲めてしまう飲み物ですが、こんな危険もはらんでいるのです。正しい飲み物の選択をしないと、気づかぬうちに大量の砂糖を摂取してしまいます。たとえば、喫茶店に置かれているスティックシュガー(1本3g)に換算すると、炭酸飲料(500ml)には約20本、スポーツドリンク(500ml)には約11本、缶コーヒーレギュラータイプ(190ml)では約6本、栄養ドリンク(120ml)にも約6本と意外にも多くの砂糖が含まれているのです。また、最近では、人工甘味料を使用した糖質ゼロの商品が多く出回っておりますが、安全性が不明なものが含まれているものもあるので安易に常飲するのは控えた方がよさそうです。
砂糖は精神をリラックスさせる効果もあり、食生活での楽しみでもあります。しかし、摂り過ぎは肥満や糖尿病をはじめとする生活習慣病への罹患率を高め、また、ビタミンやミネラルを多く消耗し、慢性疲労の原因にもなります。砂糖は溶けて材料に含まれてしまい、実際の摂取量が分かりづらいという面もあります。甘党の方は、お菓子類からも大量の砂糖を摂取していることも考えられますので注意が必要です。
砂糖の摂取量は、1日20g―30g(シュガースティック約7―10本分)までを目安とするとよいでしょう。まずは、摂取量を減らす第1歩として飲み物をお茶や水などの砂糖の含まれないものに替えてみることからはじめてみましょう。
女子栄養大学 栄養クリニック 管理栄養士 榊 玲里
投稿者 セメント商工健康保険組合 : 2009年02月15日 08:01 : 無断転載を禁じる
