2009年1月号 冬のダイエット

冬のダイエット季節の違いは、ダイエットにどのような影響があるのでしょうか。冬になると体温を維持するために体の代謝量は上がり、夏は逆に下がります。本来なら痩せやすい季節のはずの冬に太ってしまうのは、単純に食べ過ぎが原因なのです。秋から冬にかけて旬の果物は甘く、魚は脂がのりおいしくなるなどエネルギー量の高いものが多くなります。また冬は忘年会や新年会など宴会が増える季節でもあり、つい食べ過ぎることが多くなります。しかし、だからといって、夏からダイエットを始めた人が食べる量を増やさず、そのまま冬に至ると、基礎代謝量は上がるため栄養不足となり、体内の免疫力の低下やホルモンバランスの崩れにつながることがあります。

上がった基礎代謝をうまく活用して、免疫力を維持するには、炭水化物(ご飯・パンなど)、たんぱく質(肉・魚・卵・大豆製品など)、脂肪などの栄養素とビタミン・ミネラル(野菜)を充分取ることです。とくにその季節の野菜(冬なら小松菜、だいこん、白菜、春菊など)には代謝を助ける働きのあるビタミン・ミネラルの量が多く、価格も安く手に入ります。加熱調理することでたくさん食べることもできます。また、生姜・葱・ニンニク・唐辛子など体を温かくするような食品は、代謝を高める働きもありますので、少しずつ食事のなかに入れていくことが大切です。そして、ダイエットは一般的には半年で3kg程度以内の減量を目安にすることと、その後の体重維持の期間が大切です。

また体のエネルギーは筋肉で消費しますので、筋肉量でも代謝量が違ってきます。20から30歳代と同じ食べ方をしていて、40歳、50歳になり太るのは年齢によって徐々に筋肉が減っていくためでもあります。そこで筋肉を維持していくためには、地道に1日の歩数を増やすなど、体に見合った運動の継続も大切になります。

“1日3食腹八分目で季節感のある食事”と“適度な運動”の継続で冬のダイエットを成功させましょう。

女子栄養大学 栄養クリニック 管理栄養士  角 博子

投稿者 セメント商工健康保険組合 : 2008年12月15日 08:01 : 無断転載を禁じる