2007年7月号 尿酸値を下げるコツ

「尿酸値が高いと言われたけど病気になったわけじゃないし。まだどこも痛くないしね」。あなたのまわりでこんな声を聞いたことはありませんか。
外食が多いほう、アルコールはかかさず、ストレスが多くて食べ過ぎてしまう。こんな人は知らず知らずのうちに肥満気味になり尿酸値が上がりやすくなっています。
そして高尿酸血症を放っておくと痛風発作や尿路結石になりやすく、メタボリックシンドロームに関わる多くの合併症を引き起こす原因にもなります。
尿酸値を下げるための対策の手始めは、まず肥満を解消するために腹八分目を心がけることです。
特に夕食は一日のうちで食べ過ぎることが多く、夜間は尿酸の合成も盛んになるので特に夕食はプリン体の多い食品(レバーなどの内臓類、魚の干物、肉・魚の煮汁など)のとり過ぎに気をつけましょう。
また夜遅い時間の食事が避けられない場合には、夕方におにぎりを少々食べておき、帰宅後は野菜中心の軽いおかずですませることなど工夫してみましょう。
第二に野菜・海藻類などを毎日の食事に積極的にとりいれることです。プリン体の多い食品だけを極端に制限するのではなく、動物性脂肪(肉の脂身など)を減らし野菜や海藻類などを多くとることで尿をアルカリ性に保ち結石の予防にも繋がります。
少なめの肉を多めの野菜と合わせた主菜や野菜・きのこなどの具沢山の汁物を献立に加えてみましょう。
第三にアルコールはほどほどに。アルコールを摂り過ぎると尿酸の生成を促進させ、腎臓での排泄を悪くします。日本酒なら一合、ビールなら中ビン1本ぐらいの適量を心がけ、たまには休肝日を作りましょう。
最後に水分(水、お茶など)は十分とることが大切です。尿量を増やし尿酸の排泄が促され、結石も予防します。起床後、食後は必ず飲むように習慣づけ、1日2リットルを目安にとりましょう。
これらの食習慣を難しいものと考えずに、自分のできそうなところから心がけてみてはいかがでしょうか。
女子栄養大学 栄養クリニック 春日千加子
投稿者 セメント商工健康保険組合 : 2007年06月15日 09:01 : 無断転載を禁じる
