2007年6月号 夏に向けての正しいダイエット

夏に向けての正しいダイエット六月になると、夏に向けてのダイエットの特集が各雑誌で取り上げられます。

夏は肌の露出が多くなる時期であり、皮下脂肪のたるみが気になる時期でもあります。

「夏までに何キロ減!」とよく言われますが、医学的には「体の中に脂肪が多すぎる状態」を肥満といい、体重よりも体脂肪率を下げることが大切になります。 

男性では25%、女性では30%以上が高いと判断されます。痩せていても体脂肪が多い【隠れ肥満】が女性に多く、生活習慣病の要因と考えられており要注意です。正しいダイエットは体重と共に体脂肪も減っていきます。短期間集中型のものは、体脂肪は変わらず体重だけが減ってしまうことが多いので、目先の体重に捕らわれないようにしましょう。

では、体脂肪を減らすためにはどのような食事がよいのでしょうか?まずは食事中の油脂類をとり過ぎていないかを見直すことが大切です。特にパンを主食とした食事には気をつけましょう。調理パンや菓子パンの中には目に見えない油脂が多く含まれます。例えば、コンビニのサンドイッチにはマーガリンやマヨネーズなどが大さじ1杯以上塗られています。これをおにぎりに代えれば、油の量をだいぶ控えることができます。少量と思われるかもしれませんが、毎日の積み重ねはとても大きいものです。油脂類を減らすとなると揚げ物や炒め物を控えることに意識がいきがちですが、目に見えない油脂が盲点となります。他にもドレッシングをたっぷりとかけたサラダや、お菓子(特にチョコレートやケーキ、クッキーなど)、乳脂肪を含んでいる牛乳・ヨーグルトなどが例に挙げられます。

遺伝子の研究が進み、日本人は遺伝的に体脂肪を分解する能力の低い人が多く、高脂肪のものを食べ続けると糖尿病になりやすいことがわかっています。まず、空腹感を我慢するつらいダイエットをする前に、脂質の量を控えた食事を中心にされるとストレスの少ない健康的なダイエットができるでしょう。

女子栄養大学 栄養クリニック 榊玲里

投稿者 セメント商工健康保険組合 : 2007年05月15日 09:50 : 無断転載を禁じる