2007年1月号 心身をむしばむ無理な減食

突然生理が止まった

心身をむしばむ無理な減食U子さんは26歳、仕事が出来て美人と評判の高い大手企業のOLです。

ところが昨年秋以来、生理(月経)がぱたりと止まりました。もともと不順な体質なので最初は気にしていませんでしたが、年が明けても音沙汰なし。そこで思い切って近くの病院の産婦人科へ出かけました。でも検査の結果はすべて異常なし。さらに原因を追及したところ、どうやらU子さんの無理なダイエット(減食)が原因と突き止められ、即栄養と運動の指導を受けることになりました。

それにしても身長160センチ、体重53㎏のスラリとしたU子さんが、なぜ人知れずダイエットなど始めたのでしょうか。それは一時付き合っていた彼氏の「キミ太っているね」のひとことでした。太っているイコール醜いと誤解したU子さん、それからは1日3食共サラダとパン一切れの食生活で、体重を10㎏落とし維持することにしました。しかし結果は性ホルモンのバランスが崩れ、無月経どころか肌は荒れ、性格も暗くなってしまったようです。

さてU子さんに限らず、無理なダイエットで心身の健康を損ねる女性、最近は男性もあとを断ちません。その結果、性ホルモンのバランス崩れるどころか免疫力がガックリ落ち、インフルエンザや結核など怖い感染症に罹る人が増えています。さらには拒食と過食を繰り返して心までボロボロになり、神経科へ入院する人も少なくありません。減食のためカルシウムや鉄などのミネラル、各種ビタミンが不足し、20代で骨粗しょう症の人に会ったこともあります。

なるほど太り過ぎは心臓や血管に負担をかけ、将来の成人病、いわゆるメタボリックシンドロームが怖いので減量が必要です。しかし牛乳・乳製品・緑黄色野菜・魚・卵・大豆製品はしっかり食べ、毎日30分以上の運動を続けることを忘れるなとは専門医の警告。

ついでに肥満度ですが、WHOの勧告によると国際的なモノサシBMI(ボディマス指数)を御紹介しましょう。算出法は体重(㎏)÷身長(m)^2です。その値が男性22・5、女性22前後が理想。プラスマイナス10%は許せる範囲、身長160センチ体重53㎏のU子さんなら20・1でヤセ型といえます。

投稿者 セメント商工健康保険組合 : 2006年12月15日 10:46 : 無断転載を禁じる