2006年1月号 頭痛プラス吐き気

脳の病気がかくれているかも

頭痛Iさんは35歳、地方の小都市に暮らす主婦です。明かるい性格で、時どき娘時代からの偏頭痛に悩まされるが、まずは健康。

そんなIさんですが、昨年3月のある日、毎度の頭痛に吐き気が加わることに気付きました。頭痛の様子も違います。いつもならコメカミが締め付けられるようなのが、今回は頭全体がズキンズキンと痛み、いつもの頭痛薬は効かず、胃薬を飲んだけど吐き気もおさまりません。

どうも変だと思ったIさん、2日後に県庁所在地にある大学病院へ出かけました。病院ではCT(コンピュータ断層撮影)MRI(磁気共鳴画像)その他の検査の結果、脳下垂体腫瘍(脳腫瘍の一種)と分かり、手術で摘出することになりました。幸い手術は成功、今までどおりの元気なIさんに戻りました。

では脳腫瘍ですが、良性、悪性があり、出来た腫瘍の部位によって手足のマヒ、耳鳴り、メマイ、人格変化、テンカン発症など症状はいろいろ。反面全く無症状の人もおります。

罹りやすいのは40~50代の働き盛り。でも早期発見すればかなりの人が完治します。早期発見のポイントは頭痛と吐き気がセットで表われること、専門医の話によれば「頭痛プラス吐き気はインフルエンザや更年期障害でも起こるが、Iさんのように痛み方がいつもと違う、おまけに吐き気をともなう場合は、必ず専門医の診察を受けるように」とのこと。

もしも思い当たる時は、ためらわずに大きな病院の脳神経外科、あるいは「頭痛外来」へ行きましょう。

投稿者 : 2005年12月15日 07:00 : 無断転載を禁じる