2005年10月号 タンに血が混じる

まずは検診そして禁煙

IUさんは59歳、小規模事業の経営者です。健康には自信があるほう。
ゴルフ・お酒・カラオケ大好きで日に40本以上のヘビースモーカーです。

ところが昨年暮れに引いたカゼが2月になっても尾を引き、セキ・タンがとれません。そして3月半ばのある朝、タンに血が混っているのを発見しました。白いタンに赤い糸が絡みついたような感じです。

不審に思ったUさん、近くの大学病院へ出かけました。検査の結果は、最も恐れていた「肺ガン」。でも担当の医師は「まだ小さい早期ガンだから、手術でとれば十分治る」と励ましてくれました。幸い結果は上々、約6ヵ月後の現在は元どおり仕事をしております。

日本人の肺ガンが急増しているのは厚生労働省の調査でもご存知のとおりです。原因は大気汚染・アスベスト・コールタール・その他有害物質のチリ・ホコリ・タバコの煙などの複合汚染とされておりますが、中でも悪役はタバコ。喫煙者はもちろん、周囲の人にも害を及ぼすことが立証されております。

とくに危険なのは喫煙指数=喫煙本数×喫煙年数が400本以上の人、それも若い頃から喫煙を始めた人、家系に何らかのガン患者がいる人、職業柄、さきほどの有害物質を扱う人などです。

したがって予防は、まずタバコをやめること。そして定期健診を忘れずに受けて、早期発見すること。またドクターの中には「理由はよく分らないが、肺ガンが始まると指先が太鼓のバチのように丸くふくらむ「バチ指になる人がいる」とのこと。身近な警告として受け止めたいものです。

投稿者 : 2005年09月15日 08:45 : 無断転載を禁じる