2012年1月号 覚え書きノートのすすめ
「これで安心だ、いつでも死ねる」と親友の夫は妻と子とその連れ合いを前に1冊のノートをみせて、がん治療のため入院しました。
そのノートには現金、不動産、希望する葬儀形態などの他に、へそくりの隠し場所まで記入されていて、最後に「お母さんが一人になったらみんなで親切にしてほしい」と太字で書いてあったということです。
話を聞いた友人たちからは「まあ、いいご主人様ね。うちの夫にも書かせなくちゃ」と、感動、感嘆の声が止みませんでした。
がんの宣告を受けるまで覚え書きノートには関心がなかった彼は、万が一に備え妻や子が困らぬよう愛をこめて準備をしたのです。
生と死は紙一重です。「一寸先は闇」の運命を背負いながら私たちは生きています。死の訪れが年の順ではないことも知っています。
どうぞ、あなたの思いや願いが残された人たちの目にふれるよう、早めに書いてください。
書いておくのは
- お金、
- 健康、
- 危機管理
の3つだけで十分です。
1.は借金の有無も含む財産全般、
2.は持病、かかりつけ医、薬など、
3.は万が一に必要な諸々のこと。
絶対ウソは書かない。
年末やお正月は身寄りが顔をあわせ会話が弾むよい機会です。世間話風にその話題を持ち出し、「財産、延命、葬儀のことなどお互いに書いておこうよ」「これは生涯のラブレターだわ」とすすめましょう。
日付を書いて署名、捺印すれば立派な遺言書になるのです。
さあ、紅白でも見ながら年納めに「これで安心3つの備え」を書きましょう!
野原すみれ 『死ぬまで元気に自分流』・著者
投稿者 : 2011年12月16日 10:21 : 無断転載を禁じる
