2007年12月号 飲み過ぎ・食べ過ぎてしまった次の日に
これから年末にかけて、忘年会・クリスマス・新年会とお酒をお供に食事をする機会の増える時期です。毎年、この時期は連日の外食続きで体重が増えてしまう、胃腸の調子が悪い、という方も多いのではないでしょうか。アルコールを飲むとつい気が緩み、食べ過ぎてしまうということがよくあると思います。今回は、食べ過ぎ・飲み過ぎをしてしまった次の日の食事について、お話したいと思います。
まず朝食ですが、水分をよく摂取し、食べ過ぎで疲れた胃腸を休めるために油の多い食品を控えましょう。菓子パンやサンドウイッチ・ヨーグルトや牛乳は口当たりがよく食べやすいものですが、目に見えない油が多く含まれているので極力控えたほうがよいでしょう。おすすめは、加熱をしていない新鮮な野菜や果物を中心とした食事です。特に、今の季節では、キャベツや柿がよいでしょう。キャベツにはビタミンU(別名キャベジン)と呼ばれているビタミンが多く含まれ、胃腸粘膜の修復に働きます。「キャベジン」という胃腸薬がありますが、名前の通りキャベジンが主成分になっています。キャベツは食べやすい大きさにちぎり、塩もみをする、味噌を添える、のりで巻いて醤油をつけるなど手軽に美味しく食べることができます。柿には渋みのもとであるシブオールという酵素が含まれ、アルコールを早く分解する働きがあります。食品自体がもつ酵素が、体内の消化酵素の不足を補う役目をしてくれるので、これらの食品を食べると胃袋がすっきりとした感覚が得られます。
そして、昼食、夕食もパスタよりもうどんを、揚げ物よりも煮物をというように油脂を控えることを心がけましょう。
胃腸の不具合が続くと、栄養素の吸収が落ち、免疫力が衰え、風邪を引きやすくなってきます。様々なイベントのある時期、楽しく食事をしながらも、食事管理に気をつけ元気に毎日を過ごしましょう。
女子栄養大学 栄養クリニック
管理栄養士 榊 玲里
投稿者 : 2007年11月15日 08:01 : 無断転載を禁じる
